2018年04月17日
僕の様などこの馬の骨かもわからん業者になぜだか同時期に2件ワンオフご依頼がありました
(偶然の同じ日に入庫、同じ日に引き渡し・・・)
その一台が、慣らしも終わってない 発売ほやほやの kawasaki H2 の I様
もう1台が同僚と仲良くご来社頂いた、Suzuki 隼 のK様
(来てから帰るまで終始仲の良く喧嘩しながら・・・良い音させて工場を後にしていきました)
実はワンオフって手間の割に儲からないので、日記に書くぐらいで、大ぴらには宣伝していないのですが
H2の I様が宣伝していいよ! との事で 日記を書きました
有難い事に、僕のくだらん日記を見て頂いているようで、オークションで
ポチっとしてサイレンサーを持ち込み頂きました
(以前の日記でサイレンサー作る設備無いので、サイレンサー持ち込みが有難いと書きました)
しかも、ご自身でステーを作って取り付け位置まで割り出してくれてました
ステーを作るのも以外に面倒なので、これって僕としてはものすごくありがたいんです!
まず、ポチっとしたサイレンサーの中がカタカタ音がするとの事で
サイレンサー修理から始めました
分解してびっくり、サイレンサー内で 42.7mmの径の出口に60mm程度のパンチングを差し込む為の
アダプターが外れて中で遊んでました・・・
普通こんな構造では作らないので、おそらく誰かがパンチング径変更の為、改造したんだと思います
音の好みが低い音と聞いていたので、いつもの独断と偏見で、内径60.5のパンチングを作って
(設備無いので、親会社にお世話になり、シャーリングとロールを借りて作りました)
成型ウールも使い物にならないので、ウールも交換。 あ” また画像撮るの忘れた
I様、伝え忘れましたが、成型ウールは僕には手に入らないので、繊維状のウールを
約330g入れてます ☜ 僕の覚書データ
ウールを沢山詰め込むと、高音よりになるので、あえてふんわり詰めてみました
内部構造が、42.7のパンチング用だったので、アダプターを使わず60.5仕様になるように
強引に60.5のパイプを絞ったりしながら、内部溶接しておきました
次は本題の、純正マフラーからサイレンサーまでのジョイント
どう見ても僕の曲げ技術では手に負えない位置関係なので 即 輪切りと判断
早速、頭でパイプが繋がるイメージしながら輪切りをして
ガスケット注文してもが来るのが数日後なので、パイプとガムテープで仮のガスケットを作って
輪切りもテープで仮固定して
位置関係の具合を見たら、Rが合わずカットやり直し・・・
計算できないので 感に頼るといつもこんな感じでやり直し
日記を見て下さる方の為の解りやすい画像は作業に集中するといつも撮り忘れます
ま~ それでも パイプは繋がりました!
そんで、こんな感じになりました
サイレンサー内部仕様変更やレイアウト等、僕にお任せでご依頼頂きました I様 ありがとうございました
音を聞くまでどうなるか解らない状況での製作でしたが、僕の想像より意外と静かな音で、また一つ
勉強になりました