やどかり日記

区切り(ピリオド)

2015年02月26日

人は何かの区切りをつける時、区切りをつける自分に都合の良い理由を考え始め

やがてそれを理由に自分を無理やり納得させて区切ることがあると思いますし、


強引に区切りをつけないといいけない時もあると思います。



自分が何かに夢中になって突っ走っている時、

恋愛真っ最中で周りが見えない盲目の時、

何かに怒り狂っている時、



純粋な時ほど先の事なんて考えず我が道を進み、その先を考えず、終わりも見えず


良くも悪くも色々経験するのだと思います。




僕が夢中になったバイクレースを区切る時、辞める理由を探し始めてました。

探し始めたら終わりのサインかもしれません。



都合の良い理由を書くと、400字詰原稿用紙数枚に渡りますのでやめときます。

(この表現おっさん丸出しですね)


簡潔にまとめて、当時トレーニングしていた河原でわずか5メートル程の川を

渡れなかった事で覚悟が決まりました。


川底が浅い深いとか関係なく下見なし!ぶつっけ本番です。(初めてのトライ)

この川を渡りきれたら来年もレースをする! 渡れなかったら辞める。と覚悟して。


RM250で 3速全開で突入! が、 川に入った途端ぼ~ぉぉって失速。

頭の中は、SMPとか海外のMXビデオの水面を浮いて渡るシーンのイメージでした。が、


自分だけ対岸の砂地に飛んで横たわり、バイザーは無残にもげてました。



振り返るとRMは後方の川に浸かって横たわる。

人だけ飛んで、RMは川のなか。


その以後、エンジンかからないRMを河原の土手を横回転に転がしながら上にあげて、

途中、逆さになるたびサイレンサーからちょろちょろ水が出てくる。(寂し)


誰もいない寒空の12月、河原で意味不明な人生の区切りの時でした。


う~ん 簡潔じゃない。


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